こんにちは!
今回はシマノ渾身のカーボンホイル「WH-R8170-C50-TL」アルテグラのC50をご紹介します!
「ロードバイクに乗り始めて、そろそろアルミホイールからカーボングホイールにしたい…」
「すでにカーボンホイールだけど、シマノのホイールってどうなの?」
そんな人に、今回は完成車によく使われている「フルクラム・レーシング4」との比較を織り交ぜながら、アルテグラのインプレをしていきます!
初めてのカーボンホイールにアルテグラ!
価格破壊の高スペックカーボンホイールを徹底紹介します!
- アルテグラC50のスペック
- アルテグラC50の外観
- アルテグラC50のラチェット音
- 実際に走ってみた印象(平坦・登坂)
- 取り扱いの注意点
アルテグラC50の紹介
正式には「WH-R8170-C50-TL」
チューブレス、クリンチャー対応のカーボンホイールとなっています。
今回はクリンチャーで使用します!
スペック
アルテグラホイールのスペックです。
基本設計は、同時に発表されたデュラエースと同じで素材が異なるとのこと。
C36・Ⅽ60とは、リムハイトの違いよる重量の違いのみで、リム幅やスポークは共通。価格も一緒。
C36 | C50 | C60 | |
リムハイト | 36㎜ | 50㎜ | 60㎜ |
平均重量(フロント/リア) | 657g/831g | 698g/872g | 738g/911g |
平均重量(前後セット) | 1488g | 1570g | 1649g |
リム内幅/外幅 | 21mm/28mm | 21mm/28mm | 21mm/28mm |
スポーク本数 | 24 | 24 | 24 |
価格(前/後) | 72,600円/84,700円 | 72,600円/84,700円 | 72,600円/84,700円 |
価格(前後セット) | 157,300円 | 157,300円 | 157,300円 |
外観
近くで見ないと分からないくらい控えめな「ULTEGRA C50」のロゴ。
賛否が分かれそうですが、派手なフレームにも落ち着いたフレームにもマッチすると思います!
35㎜ハイトのレーシング4と比べても、なかなかの威圧感。
最近の空力トレンドなのか、若干丸みを帯びたような形状になってるのがわかります。
正面からの風だけでなく、横や斜めからの風にも強くなっているようです!
重量
気になるアルテグラC50の重量は、公表値で前が698g・後ろが872g。前後で1570gとなっています。
実際に計測してみると、
ほぼほぼスペック通り。リムハイト50㎜で1,600g切ってるなら十分に軽い!
パーツを取付けての重量
さらにタイヤ、ブレーキローターなどを取付けて完成状態で重量を計測してみる。
取付けたパーツ
前後輪共通
- タイヤ:コンチネンタルGP5000
- ブレーキローター:シマノRT-MT900(160㎜:現行デュラと同じ)
- チューブ:パナレーサーRAIR(バルブ80㎜)
後輪
- カセットスプロケット:シマノアルテグラCS-R8000(11S:11-28T)
前輪
参考までに、以前履いていたフルクラム・レーシング4の完成状態の重量は1,240g
35㎜ハイトのアルミホイールでブレーキローターがアルテグラですが、結構軽いことが判明。
後輪
前輪と同じようにレーシング4の後輪と比較
レーシング4は込みこみで1,600g。
意外といい勝負ですが、リムハイトが15㎜高くなってほぼ同じ重量ならメリット満載といった感じですかね。
装着時の外観
35㎜と比べてみてもたいぶ印象が変わりますね。
丸みがあるホイールなので、横から見ると若干シャープな印象には欠けます。
エアロ系のフレームには相性◎
実際に走ってみた印象
平坦
- 巡航速度が上がる
- 向かい風、横風の影響が減る
フルクラム・レーシング4と比べても3kmほど巡航速度が上昇し、速度の維持もかなり楽でした。
中でも驚いたのは、向かい風での巡行速度!強い向かい風でも、時速25km付近をキープできる!以前のホイールではこうはいかなかった!
横から突風が吹いても、車体の煽られかたがマイルドになった印象です。リムハイトが高くなっているにも関わらず、急な横風にも強くなっているのを感じました。
平坦は、レーシング4と比べると明らかに速い!
カーボンディープホイールってすごい!
登坂
- そこそこ軽量なのでそこそこ登る
- 緩斜面は空力の影響が大きいため速くなる
- 激坂となると多少キツイ
スピードの出る緩斜面は空力性能が良いので速いです。
激坂ととなるとさらに軽いC36のほうがGOOD!
緩斜面ならグイグイ登る印象!
10%超えるような坂はさすがにキツイ。C36ほしいな...
ラチェット音
ホイール交換でラチェット音が重要と言う方もいるでしょう。
アルテグラのラチェット音はコチラ↓
爆音が好きって人にはかなり物足りないかもしれませんが、私的にはとても気に入ってます!
爆音好きにはちょっと物足りないかな...
取り扱いの注意点
タイヤは器具を使わず、できるだけ手で取付ける
カーボンホイールは局所的な力が加わると割れてしまうことがあります。
できるだけ器具を使わず、手のみでのタイヤ取付をしましょう。
タイヤレバーを使うのであれば、幅広のプラスチック製のものを推奨します。
シマノプロをタイヤレバーを試しましたが大丈夫でした!
リムテープは要確認
今回はクリンチャーで使用したので影響はありませんが、チューブレスで使用する場合はリムテープを確認した方が良いと思います。
どなたかのブログでも書いてあった記憶があるのですが、若干貼り付けが甘いような気がします。
105シリーズ【WH-RS710】も登場!
そして、ついに105カーボンホイール「WH-RS710」が登場!
価格は前後セットで12万円台(定価)!C32とC46の二種類の展開でアルテグラ同様に11s/12s両方に対応しているので、今までのコンポーネントでも取り付け可能です!
クリンチャー/チューブレスに対応!
C32 | C46 | |
リムハイト | 32㎜ | 46㎜ |
平均重量(フロント/リア) | 665g/839g | 719g/893g |
平均重量(前後セット) | 1504g | 1612g |
リム内幅/外幅 | 21㎜/28㎜ | 21㎜/28㎜ |
スポーク数 | 24本 | 24本 |
価格(前/後) | 60,720円/63,250円 | 60,720円/63,250円 |
価格(前後セット) | 123,970円 | 123,970円 |
アルテグラよりもさらにお手頃にホイールのグレードアップが可能になった、105のカーボンホイールも要注目です!
アルテグラよりも価格を抑えてあるので、迷っていた人に朗報ですね!
まとめ
今回はシマノのカーボンホイール、アルテグラC50のインプレッションをしました!
- 外観は文句なしにカッコイイ
- 落ち着いたデザインでどんなフレームにもOK
- ラチェット音は静かで上品
- 平坦巡行速度は文句なし
- 緩斜面は速いが激坂はさすがにキツイ
- タイヤ取付の際はなるべく器具を使わずに
- チューブレスでの使用はリムテープを要確認
実売価格15万前後のミドルグレードのカーボンホイールとしては、かなり優秀なホイールではないでしょうか!
初めてのカーボンホイールへのステップとして、シマノのアルテグラはかなり良い選択肢になると感じました!
ぜひ迷っている方はチャレンジしてみてください!
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